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   2009年 1月16日 18号(新年号) fishon四国倶楽部 (高知県)
芭蕉も驚く!
磯の一句
 来春に 望みを託し 釣る師走 ※季語なしの川柳かもしれません
執筆・詠み人:まっちゃん

 今年こそは我が手にグレを!     沖の島・ノコバエの巻  釣行記・コラム


沖の島 ノコバエ2番から3番向きのポイントを狙う!
後ろ向きでゴメンナサイ...。

 私の磯釣りは、fishon四国のスタートと時を同じくして本格的に始まった。磯の奥儀を極め会員さんのお役に立ちたい!という立派な志しといえば聞こえは良いが、---何回か磯へ通ううちにグレは釣れるだろう。それから、さらに通えばコンスタントな釣果はあげられるようになるだろう。それから、さらに通ううちに大物が釣れ、さらに通えば大物を釣る回数が増え、やがては居並ぶグレ師の仲間入りを果たし、ついには最強の...ムフフッ、と呼ばれる存在になるだろう。---というサクセスストーリーを心密かに思い描いていたのであった。
 ...思い起こせばあれから3年。「何回か磯へ通ううちにグレは釣れるだろう。」は何時しかグレはいったいいつ釣れるのだろう...?と変わり、そのうち自分の才能の無さを悟り始め、今日に至ってはタレか、我が手に一枚のグレを与え給え!ということになってしまった。あの輝くサクセスストーリーは見るも無惨に変貌を遂げたのであった。
 しかし、私は心に痛手を負いながらも健気(懲りないといった方が妥当?)にも寒風吹きすさぶ2008年師走の沖の島、釣行コラム新年号の執筆の大任を果たすべく取材活動に勤しむのであった。同伴者は釣歴が長い割には大したことない(ホント!)事務局長のオッサン約1名。

 この日は、しばらく続いた穏やかな好天から一転、寒波が襲来した日。風速18mの大風で釣人もマバラ。風裏にあたるノコバエ2番を高見渡船の澤近船長に選んでもらった。
 ノコバエ2番は初めての磯だったが、「今までどうしてここに来なかったのか?」と後悔させられるような惚れ惚れする磯で、積年の願いを叶えてくれる期待に満ち溢れていた。ハハハッ...。
 早速釣り仕度を整え、沖の島灯台方向のサラシ付近を果敢に攻める。攻めること1時間余り、最初のアタリがあって鈎掛かりしたが、強烈な締め込みでバレてしまった。...残念!
 その後のアタリも散発に終わってしまい一息ついた頃。ふと、隣りでノコ3番方向を狙うオッサンの方を見ると、怪しげな目線で40cmオーバーのグレを手にニヤニヤとこちらを見ているではないか!
 クッ、クソッ。すかさず、「流石ですネエ〜...。」と平静を装い軽いジャブを入れておいた。---この磯と残り時間を考えるとまだまだ勝機はあるノダ---。
 しかし、その後もアタリはポツポツあるもののバラシの連続で、どうしても釣れない。弁当船が来た時もアタリは出ていたので磯替わりは丁重にお断りしたのだった。
 一方その間にも、私は隣りのオッサンの方を抜け目無くチラチラ窺いながら釣っていたのだが、時折竿を曲げてやり取りしている様子がヒシヒシと伝わって来ていたのであった。
 お昼を過ぎた頃、寒さと強風にメゲタのか?、はたまたグレをあげた余裕からか?、隣りのオッサンは早々と納竿し、風を避けられる場所を見つけて磯の上でお昼ねタイムに突入したのだった。
 オッサンの勧めもあり、これを機にアタリの遠退いた今の場所からオッサンの釣っていた場所へと移動---人はこれをハイエナ釣法と呼ぶこともある---し、終了のゴング一杯まで頑張り通したのだが、毎度のことながらグレはこの日の強風の如く、風と共に去りぬであった...。

 この釣行が2008年の最後を飾るに相応しいものであったどうかはさて置き、アメリカ発の経済危機に大きく揺れる日本にあって、釣りを楽しむ心と同様なモノを今大切にしなくてはならないのではないかと思うのであります。磯通いは今年も続くノダ!
 願わくば、今年こそは我が手にグレを!...。
 強者どもが夢の跡!


事務局長が釣った40cmオーバーの尾長!
私のクーラーにもこの中から1枚。
(大きい尾長の下に隠れて見えない位のヤツ)
 釣場・釣り方・エサ・渡船などの解説  釣場への行き方(交通)
費用など
写真手前がノコの1番、奥がノコバエ グレの日本記録が出たノコの3番
・高知市から宿毛市片島港まで車で約3時間
・片島港から釣場まで40〜50分

港周辺に無料駐車場あり
渡船屋駐車場  500円

地図で見る

 費用
高見渡船 渡船料   8,000円
弁当代            700円
エサ代         3,000円位