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   2008年 12月 1日 16号 釣道楽・はたやんクラブ (高知県) 
芭蕉も驚く!
磯の一句
 トンビ舞い 食事奪われし 春の磯 ※字余りゴメン。
執筆・詠み人:畑山和也

  トンビに奪われた弁当   姫島・タカノスの巻  釣行記・コラム  番外編!
 今から10年位前、友人【U田氏】と【M男氏】の3人で宿毛市沖に浮かぶ『姫島 タカノス』へ石鯛釣りに行った春の磯での出来事である。

 朝9時頃、渡船が弁当を運んできた。U田氏が「俺が先に食べる」といい、弁当を食べ始めた。その時、頭上に1羽の“トンビ”が何処からともなく舞って来た。U田氏がご飯を食べてる間、私は玉の柄を手に持ち「コリャ〜!!」と、低空で飛ぶトンビを追い払っていた。
 U田氏が食べ終わり、やっと自分の弁当の番。一息つき、「ヨイショ・・・。さぁ、食べようかねぇ・・・。」と弁当を開けて3口食べた時だった。
 『バーン!...??』、突然弁当が爆発したように一瞬で手の上からなくなってしまった。・・・・「アレ??...オレの弁当・・・?」。すぐに私は右横のM男氏を見た。しかし、M男氏は手持ちスタイルで釣りをしている。竿か仕掛けが当たったと思ったのだが...?、勘違いか...?、彼が犯人ではなかった。
 それから、左横を見た。するとさっきまで頭の上を舞っていたトンビが、...グワーーン!。よほどハラが減っていたのだろうか...?。「私の弁当返せ〜!。」と一度はトンビを追い払ってはみたものの、磯の上にバラバラに落ちた弁当を食べる気にはなれなかった。
 腹を立てた私は、卵を拾いトンビめがけて投げつけた。...だが、まぁ。うまい事!、せせら笑うかのように卵をナイスキャッチ、意気揚々とその場を立ち去ろうと空高く舞い上がって行ったのだった。コノヤロ〜...!
 しかし、そのトンビ、上空でカラスがその一部始終を見ていたことまでは気付いていたかどうか...?。
 タチマチ、トンビVSカラス!壮絶な卵の奪い合いバトルとなった。見ていると楽しい。勝者は...?というと、“カラス”!、トンビは、あえなくカラスに卵を奪われた。(笑)
カラスはトンビより強いノダ。

 この日の釣果は、結局80cmオーバーのカンダイ一匹に終わったのだが、このトンビVSカラスの後、とてつもないバケモノのアタリが...!。
 私は合わせをいれたがバケモノはスゴイ!、竿を持ったまま私はひっぱられた。ひっぱられた先には段差が!、「ヤ、ヤバイ...。」、結局1mくらい下へ滑り落ち、瀬ズレワイヤーはブチ切られ大バラシ!。おまけにお尻が痛い!。十文字に割れたかと思った...ウッ...。
 今でもあの痛みは忘れれん!!(泣)。イタイ・・・。
 
 帰る準備をしていて渡船を待っていると、視界180度全部にイルカの群れが!、初めて見る大群だった!。500〜1000頭はいただろうか....。
 その頃には、腹が減った事も、トンビへの恨みも、お尻が痛いことも忘れていた。ただ、尻の痛みだけは今も引きずっている...。

事務局後記:ご存知「はたやん」こと畑山氏は、高知市内にある釣道楽の店長である。釣道楽発行のメルマガに氏の執筆によるオモシロ釣行コラムが掲載されているという噂を聞き、今回の引用をご承諾いただいた。
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